我が家はブラザーの複合機を十年以上使っています。
買った当時そんなに高くなかった機種にも関わらず、まだまだ活躍しています。
ペーパーレス化が進み、家でも印刷する機会も減りましたが
書類をスキャン、コピーなど使いたくなる時はまだまだあります。
その都度コンビニに走るのも面倒くさいので、助かってます。
この機種は直接操作する場合、タッチパネル画面またはタッチボタンを
使用します。しかし我が家のはタッチボタンが反応しなくなってしまいました。
操作ミスした時に「戻る」操作が使えない等、不便です。
という訳で(というか興味本位で)分解してみました。
いきなりパネルを外した状態です。
今回も初期状態を撮影するのを忘れてましたw
中央やや左寄りの白い基板が見えている箇所に、タッチボタンが縦に3つ
並んでいました。押しボタンではないので、接点などは見えません。
このまま電源を入れて、基板に直接触れるとボタンとして反応しました。
テープを貼った状態で触れると反応しなくなるので、かなり感度が弱いようです。
ボタンが使えるとはいえ、このままの状態で使うのは流石の私でも遠慮したい。
しかし元のパネルはアクリル製で、外す過程でバキバキに割れてしまいました。
そこで、ボタン部分だけ穴をあけた新しいパネルを作ってはめる事にします。
外したパネルをなるべく元の形状に並べて、定規と一緒に写真撮影。
これを元にFusion360で新しいパネル形状を設計し、
実寸大で3Dプリント出力します。
Adventurer3の出力サイズを超えてるので、真ん中で2分割しました。
ボタン部分の穴形状を変える事で、視覚的に役割が分かるようにデザイン。
「一つ戻る」は、左矢印の形
「ホームに戻る」は、元のアイコンに近い、家の形
「キャンセル」は、バッテンマークの形
穴は指が基板に触れられる程度に大きく、かつLEDには触れないように
なるべく覆い隠しました。
そして、完成したのはコチラ!
さらに電源オン!
ABS材の黒色が無くて適当な色にしたら、めっちゃオモチャっぽい仕上がりに。
PLAなら黒もあったのですが、LED光が透け過ぎるかもだし、両面テープが
付き難いかもしれないし。。。。
パネル変えてから既に数ヶ月が経過した今でも見た目は気になります。
(ずっと見慣れないかもしませんが)また外れちゃうまでは
このままにしようと思います。
また、パネルの裏面周囲に恐らく静電気対策と思われる金属板が貼られて
いましたが、剥がす過程で変形して戻せなくなったので今はありません。
乾燥している最近でもバチバチきた事が無く、問題なさそうですが
勿論メーカー保証外なので、良い子は真似しちゃ駄目です。
まるで参考にならないであろう記事にも関わらず
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。